2017年2月7日火曜日

大長→竹原:しまなみ海運「かがやき2号」乗船記

2017/1/3 火曜日

大長港に戻ってきました。14:02発竹原行きしまなみ海運「かがやき2号」です。▼

デッキから客室に向かう途中に操縦席があります。▼

さらに行くと客室があります。とりあえずここに荷物を置きデッキに戻ります。乗客は自分を含めて4名程。▼

まずは大崎上島明石港です。▼

遠くに来島海峡大橋が見えます。昨年11月はあの橋の向こうを芸予汽船で進みました。▼

前方に今治からの大三島ブルーライン「フェリーみしま」が見えます。これはちょっと乗ってみたいです。

木江(きのえ)港に入港する「フェリーみしま」。この船も木江港で降りることが出来るので、ここで乗り換えれば今治に行けますが、「フェリーみしま」はこの後大三島の宗方港と岡村島の岡村港を2往復してここに戻ってくるので、次の木江発(宗方で今治行きの今治市営渡船に乗り替え)は17:25と約3時間待ちになってしまいます。徒歩乗船ではこの乗り継ぎはちょっと大変です。▼

午後の日差しを背に受けて、快調に進みます。▼

右手には大三島が見えます。この島はしまなみ海道で通り過ぎただけです。やっとこのあたりの島の名前と位置関係を覚えてきたので、次からは島内散策をしてみたいです。

造船所のようなものが見えるのでズーム。一応どの旅でも小型の双眼鏡を持ち歩いているのですが、最近はカメラでズームして写真が取れれば満足してしまうので、もっと肉眼で楽しんで写真無しでも臨場感のある文章が書ければとも思います。

少し進んだところで、さらにズーム。オリーブラインの新造船のようです。オリーブしまちゃんも描かれています。スマホの地図で確認したらここが建造銘版だけは見たことがある藤原造船所でした。



で、臨場感のある純文学的文章ということで...

「僕はかがやき2号に乗った。コックピットにはベテランの船長と若い青年の二人。左舷には大崎上島が見える。大きな島の割にはこの辺りで唯一橋の掛っていない島だ。瀬戸内海の午後のきらめきを見ると、あの日のことが波間に浮かぶ僕の長い影のように際限なく僕の上に重くのし掛かる。僕は僕の抜け殻を少し高いところから俯瞰して見ているような気持ちになった。」

とちっともうまくないですが、いつものゆるゆるの旅行記をこのような文体で書き直して見ても面白いかも知れません。


大崎上島の北側まで来ました。竹原港はもう直ぐです。▼

△「大崎上島の北側まで来た。竹原港はもう直ぐ。この旅もこれで終わりだ。」


山陽商船「第五さんよう」です。この海域。この形の船をよく見かけます。▼

△「第五さんようと併走する。この船の形は何も答えを教えてくれはしない。」


こんなところでも萌え仕様。ご当地アニメ「たまゆら」のキャラクターだそうです。▼

△「萌えというものがブームらしい。そんなことは今の僕にはアレクサンドリアの成立が何時であったか程の意味も持たない。The best way to predict the future is to invent it.だって?それを発明することで、未来を予測できるなら誰も苦労はしない。


2隻そろって竹原港に入港。ここからは竹原駅まで歩きます。▼

△「デッドヒートは終了。僕は眩暈で気が変になりそうだ。


と、もう意味もわからなくなって本当に眩暈がしそうなので、このへんで終了です(笑)。


竹原駅に向かう途中。契島運輸「とうほう」が見えます。東邦亜鉛契島製錬所へ従業員を運ぶ船です。東邦亜鉛と言ったら群馬の安中ですね。榛名山や上信電鉄の旅に行くつもりだったことをこんなところで思い出しました。▼

すでに電車が来ています。もう間に合いそうにありません。▼

竹原で次の電車を待ち、呉線で三原まで行きます。▼

大三島と生口島を結ぶ多々羅大橋が見えます。

夕陽に染まる今治造船のヤード。とてもいい車窓ですが、そこそこ混雑した105系のロングシートであることが悔やまれます。▼

三原に到着。呉線はまだ広-竹原間を乗り残していますが、この乗り潰し以上に島巡りの方が大変そうです。▼

三原からはこだま・ひかりと乗り継いで新大阪まで来ました。新大阪始発のひかりなら連休最終日の自由席でも余裕で座れます。▼

三原駅で買ったたこめしを頂きます。久大本線・唐津線・山陽新幹線コンプリート。乗船5回。東北散策が出来なかったのが残念でしたが、まずまずの結果でした。▼

これで、九州・瀬戸内海の旅は終わりです。

「九州・瀬戸内海の旅が終わるということが形而上学的になんの意味があるのだ。仙台に行ったというのは僕が僕の観念の中で作った幻想に過ぎなかったとでも云うのか?
ハイもうおしまい



2 件のコメント:

  1. この航路、なかなか魅力的ですね。とても乗りたいです。藤原造船所を海上から見ることができるのもいいなぁ。竹原港の桟橋もいい感じ。

    たこめしが美味しそうです。三原駅といえば、しまなみ海道の船に乗るために電車を乗り継いであの桟橋へ行ったのを思い出しました。

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    1. 実は、三原から船旅の際、初めは土生商船グループのHPでこちらの航路に目が行ってしまいましたが、少し上級者向け過ぎると思い後回しにしました。結局、三原は通り過ぎているだけなので、今度は付近をもっと散策したいなと思っています。

      次は何処に行こうかと考えていますが、私の場合もともと港湾散策をしていて、そこから船に興味を持ったという経緯があります。(実はオーシャン東九フェリーそれ自体や東海汽船の夜景航路も現場を散策中に発見して、家に帰ってから詳しいことを調べました。)なので、当面は原点に戻って関東近郊の散策を続けることになりそうです。

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